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棟上げって何?棟上式とは?

こんにちは、グレースホームです。

今日は、家づくりを考えて初めて知ったという方も多い「上棟式」についてお話していきたいと思います。

「せっかくだからやってみたい!」と考えている方は、この機会に本来の意味を知って参加してみてくださいね。

そもそも棟上げとは?

棟上げって何?棟上式とは?

棟上げは家づくりの工程の中でもとても大事な工程の一つです。

木造住宅の建築工事では、屋根の上部に木材を架けることで、柱や梁、屋根といった家の骨組みとなる部分の工程が完了します。

この最後に組む木材を「棟木」というため、そこから「棟上げ(むねあげ)」と呼ばれています。

この日はとても大掛かりな作業となるので、早朝から作業を始める現場がほとんどです。

上棟式-昔ながらの餅まき-

棟上げって何?棟上式とは?

上棟式は先ほどご説明した棟上げの工程が無事に完了出来たことを祝い、今後も工事がつつがなく進むことを願う儀式です。

そしてこの上棟式の際に昔はよく餅まきを行ってきました。

「ではなぜ餅まきをするのか?」

そもそも餅まきは、家に降りかかる災いを祓う意味があります。

今も昔も、家を建てる=富の象徴です。

昔はその「象徴」に災いが起きるとされていたため、神様のお供えとなる餅を献上して、災いを祓ってもらうという習慣がありました。

現代では、近隣の方に餅をまくことで「みんなにも福を分ける」という意味や、工事中にお世話になったことへの感謝を伝えるという意味が含まれています。

女性は屋根に上がってはいけない?

棟上げって何?棟上式とは?

「餅まきの際に女性は屋根に上がってはいけない」というのを聞いたことがある方もいると思います。

その理由は諸説ありますが、神様が女性なので自分より高い位置に女性が来る事に対して嫉妬をして災いが起こるという言い伝えがあります。

また、女性に対する血穢思想などもあり餅まきの際には男性や男の子が屋根(足場)に上がるということが昔からの習わしとして、今も根付いていると言えます。

相撲の土俵に女性が入ってはいけないというもの同じ理由だそうです。

ただ、今は令和ですので女性の方でも「屋根に上って餅まきをしたい!」という方は、現場監督や棟梁に相談した上で参加される分は大丈夫だと思います。

その際はスニーカーなどの歩きやすい靴や服装で上るようにしましょう。

餅以外もまかれる餅まき

棟上げって何?棟上式とは?

地域によっては餅以外にもお菓子をまいたり、赤い紐を通した5円玉や50円玉といった小銭をまく独自のところもあります。

お金は365枚または365の倍の枚数(3650枚や7300枚など)をまくことが多いようです。

5円や50円にする理由は「ご縁」に掛けているのですが、もう一つの理由として穴が開いていることから「見通しが良い」という理由もあります。

また365枚という数字に関しては「家は365日住まう」ということから、365枚の硬貨を用意することで、365日福が訪れるという意味が込められています。

8という数字も末広がりで良い数字ですので、8888円分の小銭を用意するなど、縁起の良い数字の組み合わせを考えて準備されてみてください。

餅の量についても特に決まりはありませんが、365個まくのが良いという地域もありますので「どのくらいの量準備すれば良いのか迷っている」という方は、工事関係者に相談しながら決めていくのも良いと思います。

 

まとめ

いかがでしたか。

今日は上棟式と餅まきについてのお話をしていきました。

現代は多様な考えが認められているところもありますが、本来の儀式の意味や昔ながらの習慣を理解して参加することでより楽しく参加できるのではないかと思います。

これから上棟式をされる方はぜひ参考にしてみてください。


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