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【インタビュー】換気システムについて

こんにちはグレースホームです。

今日は、先日お引渡しをしたリノベーション物件の性能について、換気システムの観点から株式会社マーベックスの東さんへインタビューしたときの内容をお伝えします。

株式会社マーベックス東さんインタビュー

【インタビュー】換気システムについて

Q:本日はよろしくお願いいたします。

まずはじめに自己紹介からお願いします。

東さん:はい。株式会社マーベックスの東と申します。

会社は福岡県に九州営業所があり、私は大分県を担当しております。

第一種換気システムと断熱のブラインド、気密測定、全館空調用のファンを開発してお客様にご提案しています。

【インタビュー】換気システムについて

Q:マーベックスさんの24時間換気システム「澄家」を採用するとどのような利点がありますか?

東さん:まず健康の面では、要所に高性能なフィルターを設けているので、通常窓を閉め切っていると空気の取り込み口が1か所に制限されますが、高性能なフィルターを付けることで花粉は99%、PM2.5は95%除去した新鮮な空気を家の中に取り入れてくれます。

 

Q:PM2.5さえも95%カットは凄いですね

東さん:床面にもフィルターがあり、床にあるホコリなどをまとめてキャッチしてくれるので健康にとても良い商品です。

快適性の面でも熱交換システムを採用しているので、省エネ性が高まり、結果的に環境にも配慮した家づくりに繋がっていくと思います。

Q:普通に生活しているだけで環境にも配慮出来ているということですね。

東さん:そうですね。

 

 

【インタビュー】換気システムについて

Q:この換気システムはどのような人にニーズがあると思いますか。
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東さん:住宅の性能というのは近年上がっていっていると思うんですけど、やはり高性能な住宅を求められるお客様に対してマッチしている商品だと思います。

そもそも家の性能がしっかりしていないと、良い換気システムを取り入れても換気システムの性能自体が意味のない物になってしまうんですね。

なので、性能にこだわった家づくりをされるお客様には特におすすめです。

 

 

 

Q:換気システムと家の気密性(C値)は関係が深いですか?

東さん:そうですね。かなり密接な関係があると思います。例えば50年前の住宅だと、そもそも断熱や気密という考え方が薄かったので、隙間がすごく多い家が多かったんです。

そうすると換気システムを取り入れていなくても、その隙間から自然と換気が出来ていくんですね。

だから換気システムを取り入れるという考え方すらなかったんですよ。

Q:なるほど

東さん:気密性に優れた家に換気システムを取り入れることで計画的な空気の流れが実現していきます。

Q:つまり各部屋の換気がしっかりと出来るんですね

東さん:その通りです
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Q:リノベーションで澄家を採用されている実例はあるんですか?

東さん:たまにフルリノベーションのご相談などで案内をすることはありますが、まだまだ全国的に見ても少ないですね。

【インタビュー】換気システムについて

Q:今回のリノベーションでは、C値=0.6㎠/㎡という数値を出すことが出来たのですが、換気の面ではC値が上がってしまうとどのような影響が出てくるのでしょうか。

東さん:C値0.6㎠/㎡というのは凄い数値ですよね。ましてリノベーションでその数値が出るというのは驚きです。

日本は地震大国なので地震によって気密性というのは少しずつ落ちていきます。

例えば、最初にC値が​0.6㎠/㎡の家だとすると、地震によってC値が0.7㎠/㎡や0.8㎠/㎡になってしまうんです。

 

Q:大工さんへのインタビューでもC値が0.8㎠/㎡を上回ると換気システムが上手く働かないというお話を聞きました。
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東さん:そうなんです。最初の気密性が地震などによって悪くなってしまう可能性があるからこそ、施工の段階でしっかりと高い気密性を出すという事は大切ですよね。

 

【インタビュー】換気システムについて

Q:リノベーションの物件でC値=0.6㎠/㎡という数値を見た事はありますか?

 

東さん:…ないですね。私の知る限りではないですし、全国的に見ても珍しいと思います。

昔の家は隙間が多いんですけど、その隙間もどこにあるのか分からないので、現場に行って隙間を探すということからスタートなんですよね。でもそれを見つける事が難しい。例え見つかったとしても、どう塞ぐかということもまた難しいんです。

職人さんの経験や知識や技術などを駆使しながら施工していかないといけなので気密を取りたいと思っても取れないのが現実なんですよね。

 

Q:現場の大工さんと住宅会社がタッグを組んで取り組まないと出せない数値ということですね。

 

東さん:その通りです。今回だけでなく、普段からしっかりと気密処理をされていた結果が、今回のリノベーションでC値=0.6㎠/㎡を取るということにつながったのではないかと思います。

 

Q:インタビューは以上です。

今日は貴重なお話をありがとうございました。

東さん:こちらこそありがとうございました!

 


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また、期間限定のイベントもございますのでお気軽にお問い合わせください。

 

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