有名建築に学ぶ「小幡記念図書館」編
こんにちは、グレースホームです。
今日は、数ある有名建築の中から大分県中津市にある「小幡記念図書館」をご紹介します。
中津市にある記念図書館「小幡記念図書館」は、1993年に槇文彦さんによって設計されました。
小幡記念図書館は、公共建設百選に選定されており、日本図書館協会建築賞も受賞しています。
槇文彦さんと言えば、日本だけにとどまらず、アメリカ、ペルー、ブラジル、マレーシアなど様々な国の建築にも携わっており、まさに日本を代表する建築家と言えます。
日本でも幕張メッセや東京体育館、慶應義塾大学のキャンパスなど、誰でも一度は聞いたことのある建造物の設計を担当しています。
小幡記念図書館の特徴
小幡記念図書館の特徴は、街に寄り添うように建つスケール感です。
車で走っているとついつい通り過ぎてしまいそうになります。
それもこの建物のコンセプトの一つで、街並みに合わせたヒューマンスケールの建物となっています。
向かって右側の大きなスペースは、講演や研修、展示や小音楽会も開けるスペースになっています。
外壁が分節化された仕上で、屋根もシャープなアーチの屋根になっているので圧迫感を全く感じません。
こちらは学習スペースを外から撮影したものです。
両方に窓がある事で、建物の中は照明が付いていなくても明るく、勉強するスペースとして最適です。
船の先端のような外観がユニークですね。
中庭はタイルの目地とコンクリート洗い出しの床で構成されています。
こんな素敵な庭を眺めながら読書をする時間はとても素敵ですね。
中津市出身と言えば、慶應義塾を開設した福沢諭吉です。
そして慶應義塾二代目塾長を務め、「学問のすゝめ」の共著者の一人である小幡篤次郎も中津市の出身。
この小幡記念図書館は、小幡篤次郎の遺言に沿って市に寄贈された様々な蔵書を元に図書館として開設され、1993年に現在の場所に移転されると同時に新築されました。
まとめ
建物は横に広がりのある設計になっており、内部には様々な角度から心地よい光が上部のスリットから取り込まれる造りになっています。
窓側には一人掛けの読書席が設けられるなど、福沢諭吉や小幡篤次郎の出身地らしい、文化レベルの高い街の雰囲気が感じられます。
こんな図書館で勉強をする学生さんが羨ましいですね。
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