タイルを取り入れた家づくり
こんにちは、グレースホームです。
今日は、玄関からキッチン、お風呂、トイレなどさまざまな所に使えてオシャレ度をアップしてくれるタイルの魅力についてお話していきたいと思います。
最近はタイルを使った家づくりが人気になっています。
大理石など高級感のある素材のタイルでラグジャリーな空間をつくったり、デザイン性の高いタイルで個性を演出したり、自分でDIYする際に使ったりと、タイルを活用できる場所は多くあります。
そもそもタイルとは、建物の外壁や内装に使われる陶磁器製の建築材料を指し、「物を覆う」という意味を持つ、ラテン語の「テグラ（tegula）」が基になっています。
劣化、変色、変質がなく、酸性やアルカリ性などの薬品の影響も受けません。
熱・火・水にも強く、お手入れしやすいといった特徴があります。
タイルにも色々な種類があるので、まずは種類ごとに見ていきましょう。
施釉（せゆう）タイル
施釉（せゆう）タイルとは、釉薬でコーティングしたタイルのことです。
釉薬の色がタイルの色になります。
タイルの素材となる粘土だけでは出せない、ツヤや色ムラを表現できるのでデザインが豊富です。
粘土をそのまま焼き上げただけでは表現できないような、ツルッとした光沢のある柄タイル、カラフルなデザインタイルは、釉薬を塗ることで表現されています。
無釉（むゆう）タイル
無釉タイルとは、釉薬でコーティングしないタイルのことです。
タイルの素材となる粘土そのものの色、白地の素材に顔料を練り込んで色を付けます。
粘土素材ならではのマットな表情が楽しめるので、ナチュラルな仕上がりになります。
また、無釉タイルでも磨き上げることで素材を活かしたままツヤを出すこともできます。
磁器質タイル
磁器質タイルとは、吸水率が1%以下のタイルのことです。
ほとんど水を吸わないので変形しにくく、水回りでも使用することが出来ます。
耐久性に優れたタイルのため、住宅の外壁をはじめ、歩道や商業施設の床などでよく使われています。
機能性が良いだけでなく、デザインも豊富なので、内装・外装・床、あらゆる場所で使えるため人気があります。
せっ器質タイル
せっ器質タイルとは、吸水率が5％以下のタイルのことです。
磁器器タイルよりも透明性がなく、吸水性があります。
素焼きっぽいマットでちょっとゴツゴツした外壁タイルも、せっ器質タイルの1つ。
磁器質タイルと同様に、内装・外装・床、あらゆる場所で使えるタイルです。
洗面スペース×タイル
では早速、タイルを使った施工例を見ていきましょう。
こちらは洗面スペースにタイルを使用した例です。
黒の水栓に、水色のタイルがアクセントになっていますね。
洗面やトイレのちょっとしたスペースは、範囲も広くないので思い切った色のタイルを使ってみるのもアリです。
こちらも同じく洗面スペースにタイルを使用した施工例です。
右側のグレーのアクセントクロスに合わせて、シンプルに白のタイルを使用しています。
タイルを使いたい場所がリビングの近くにあったり、つながっている場合は、お部屋の統一感を出すためにシンプルな色をチョイスすると良いですね。
白はお部屋も明るくなりますし、何にでも合わせられる色なので、迷ったら白を選んでみましょう。
こちらは、洗面台に茶色のタイルを使用した例です。
洗面台、ミラーの枠、右側に作られた造作棚にも合っていますね。
茶色のタイルを並べるとレンガのようにも見えるので、アンティークな雰囲気を出したい時などは、茶色のタイルを使ってみて下さいね。
キッチン×タイル
キッチンは水や油汚れが避けられない場所ですので、タイルを使用するのはおススメです。
キッチンパネルでも良いですが、タイルを使う事でカフェのような雰囲気のキッチンにすることが出来ます。
この写真のように、キッチン側の壁をタイルにし、飾り棚には木材を使う事で、タイルの冷たいイメージではなく、オシャレで温かみのあるキッチンに魅せることが出来ます。
ニッチ×タイル
ニッチとは、壁に作った窪みの事です。
キッチンのスパイスを置くための「スパイスニッチ」や、インターホンや照明などのスイッチをまとめた「スイッチニッチ」など使い方は様々です。
この写真のように、ニッチにカラフルなタイルを合わせる事によって、何も置かなくても絵画のように見せる事も出来ます。
玄関や部屋のちょっとしたところにタイルを合わせたニッチがあると、それだけでお部屋のワンポイントになりますね。
リビング×タイル
最後はテレビボード後ろに、タイルを合わせた施工例です。
リビングなどの広いスペースにタイルを使用するときには、この写真のように落ち着いた色のタイルを選ぶと良いですね。
お部屋のアクセントにもなりつつ、テレビ越しに目に入っても気にならない色合いがおすすめです。
天井からの間接照明と合わせると、よりオシャレな雰囲気になりますね。
さいごに
今日はタイルの種類や、実際の施工例をご紹介していきました。
タイルは内装だけでなく、玄関などの外装にも幅広く使われるので、
お家づくりの際には、ぜひ気に入ったタイルを選んでみて下さい。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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