高気密・高断熱住宅
- そもそも高気密・高断熱住宅とは?
- メリットとデメリット
- 家の気密性を表すC値
- では高気密住宅と判断する基準は?
- 気密測定をしないところがほとんど⁉
- GRACEHOMEは全棟気密測定実施
- 実際の測定の様子
- 気になるC値は…
- 最後に
そもそも高気密・高断熱住宅とは?
こんにちは。
R+house中津・行橋店のブログをご覧いただきありがとうございます。
今日はCMなどでもよく耳にする「高気密・高断熱住宅」についてお話していきたいと思います。
高気密・高断熱住宅とは以下のような家を指します。
- 高気密住宅=精度の高い建築部材や、防湿シート、断熱材、気密テープなどを使ってできるだけ隙間をつくらないようにして建てられている家。
- 高断熱住宅=外壁と内壁の間に断熱材を用いたり断熱性の高い窓を採用したりすることで、断熱性能を高めた住宅のこと。
高気密・高断熱住宅は隙間が少なく気密性が高いことから、家全体が密閉・保温された空間になり冷暖房効率が良く光熱費が抑えられると言われています。
メリットとデメリット
【メリット】
「1年を通して快適に過ごせる」
「ヒートショックの危険性が少ない」
※ヒートショックとは、リビングは暖かいのに浴室が寒い時などに起こってしまう心臓や血管の疾患です。
「冷暖房費が節約できる」
「洗濯物が良く乾く」
「結露がおきにくい」
「24時間新鮮な空気を取り込める」
「防音効果が高い」
【デメリット】
「建設コストがかかる」
「過乾燥になりやすい」
「暖房器具に制限がかかる」
※石油ストーブは一酸化炭素が発生する危険があるため、高気密・高断熱住宅においては使用できません。
主に以上のようなメリットとデメリットが上げられます。
家の気密性を表すC値
C値は家全体で隙間がどのくらいあるかを表した数値です。
隙間が小さいほど空気の出入りは少なくなりますから、数値が小さいほど気密性が高いということになります。
かつては「次世代省エネルギー基準」にて、日本の地域ごとにC値の基準がありました。
北海道と東北の一部地域では2.0、それ以外の地域では5.0が基準で、C値が基準以下の住宅は「高気密住宅」とされていたのです。
しかし、2009年の省エネ法改正によりC値の基準が撤廃され、現在は「高気密」を定義する明確な基準はありません。
では高気密住宅と判断する基準は?
近年は、建築資材や断熱材の性能アップ、施工方法や技術の進歩により、住宅の気密性は上がっています。
その中で「高気密住宅である」というなら、C値1㎠/㎡は切っておきたいといわれています。
なお諸外国のC値の基準はというと、カナダでは0.9、スウェーデンでは0.6~0.7以下など、かなり厳しい基準を採用している国も少なくなくありません。
気密測定をしないところがほとんど⁉
家を建てる際に、気密測定は必ずしもしなくてはいけない測定ではありません。先程お伝えしたように、北海道と東北の一部地域では2.0、それ以外の地域では5.0以下の数値を「推奨」されているので、必須というわけではないんです。
でも、家の性能を知るためには測定するしか方法はありません。
人間も健康状態を知るためには検査してみないと分からないのと同じですね。
GRACEHOMEは全棟気密測定実施
高性能な住宅を建築するうえで気密性能はとても大切な要素だと考え、断熱材の性能を確保するためには、きっちりとした気密施工をする事でお客様のお家を守る事ができると考えています。
実際の測定の様子
家を建てる際には、このように気密測定を全棟実施しています。
気になるC値は…
こちらの家ではC値が0.2と表示されています。
これはかなり気密性の高い施工が行われたという事を示していますね。
最後に
今回は高気密・高断熱住宅とは…?といったところをお話してみました。
少し難しい内容もあったかもしれませんが、これから家づくりを考えられているみなさまのお役に立てる情報になると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうざいます。